歌手としても活動する女優・のん率いるガールズバンド「のんシガレッツ」と、仲井戸麗市率いるバンド「CHABO SUPER BAND」が14日、神奈川・川崎のCLUB CITTA’で5ヶ月越しの共演を果たした。
当初は昨年9月30日に東京・日比谷野外音楽堂で行われる予定だったが、台風24号の影響で中止となり、リベンジ公演として行われた。

第1部は、のん（Vo／G）、若森さちこ（Ba）、岩崎なおみ（Dr）、ひぐちけい（G）からなる4人組ガールズバンド・のんシガレッツが登場。
真っ赤なテレキャスターを豪快にかき鳴らしたのんは「みなさん、ハッピーバレンタイン！」と呼びかけて観客を沸かせ、昨年5月に発売した1stアルバム『SUPER HEROES』収録曲をテンポよく演奏した。

のんは「悔しくて、リベンジしたくて、今日を迎えました！」と5ヶ月越しとなった仲井戸との対バンに興奮気味。
「今日は愛を込めて演奏しますので、みなさん受け取ってください！」と話すと、「私にとっても宝物みたいな曲です」と紹介し、自身が出演するLINEモバイルのCM曲でキリンジのカバー曲「エイリアンズ」を噛みしめるように歌唱。
続いて、昨年夏に自身へのエールを込めて作ったという新曲「蒼い灼熱」などを披露した。

続く第2部は、RCサクセション／忌野清志郎さんを敬愛するのんにとっての“スーパーヒーロー”仲井戸麗市が登場した。
仲井戸は「俺を呼んでくれて、ありがとう！　忌野も聴いてると思うよ」と共演を喜びつつアコースティックギターを爪弾くと、のんがRCサクセションの「I LIKE YOU」を歌った。

のんと入れ替わりでCHABO SUPER BANDのメンバー、早川岳晴（B）、河村“カースケ”智康（Dr）、細海魚（Key）、前田サラ（Sax）がステージに上がり、仲井戸は「川崎ベイビー！　のんちゃん！　特別な夜だぜようこそ！」と歌ってオーディエンスをあおる。
坂本九さんの「上を向いて歩こう」をカバーしたほか、「チャック・ベリーやらせてくれ！」と言って、名曲「ロック・アンド・ロール・ミュージック」を日本語詞で歌い、観客をさらにヒートアップさせた。

中盤には再びのんがステージに上がり、ザ・タイマーズ「デイ・ドリーム・ビリーバー」をアコースティック編成で披露。
さらに、矢野顕子が清志郎さんへの想いを込め、のんのために書き下ろした「わたしはベイベー」を歌唱した。
仲井戸は「忌野、見てるか！」と天井に向かって声をかけると、「忌野くんと何曲か共作したんだけど、これが最後になっちまった。俺の宝物だ」と紹介し「毎日がブランニューデイ」を、さらに「君が僕を知ってる」を演奏した。

アンコールでは全メンバーで「雨あがりの夜空に」を熱唱すると、ラストはのんが自作の新作詩「Knock Knock」を朗読。
詩にあわせて仲井戸がアコースティックギターを即興で弾き、2時間半におよぶライブを2人のコラボレーションで締めくくった。

きょう15日からは、のんが“創作あーちすと。”としてディレクションを担当した東京・渋谷のダイナー「ON THE CORNER」とのコラボ特設店舗『”NON” THE CORNER』がオープン。
28日までの期間限定。

（セットリストほか全文）
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190215-00000382-oric-ent

のん






のん、敬愛する仲井戸麗市と感激のライブ共演